中学生・高校生のみなさんにとって、暗記科目というと最初に頭に思い浮かぶのは歴史ではないでしょうか?
試みに、塾の歴史のテキストの太字になっている用語を調べたてみたところ、800ワード近くにものぼりました。
どうすればこんなにたくさんの用語を速く正確に覚えられるのでしょうか。
この記事では、中学・高校での歴史などの教科に必要な、暗記法とそのコツについて解説します。
暗記のコツは物語化(=ストーリーテリング)
その答えは、物語化(=ストーリーテリング)の力にあります。
たとえば、
- りんご
- スマホ
- 一乗寺
- 怪我
- 黒
- 四角
のように何の脈絡も無い言葉を暗記するのは大変ですが、
『スマホを見ながら歩いていたら、一乗寺駅でりんごが入った黒くて四角い箱につまづいてこけて怪我をした』
の様に物語化(=ストーリーテリング)すると人間の記憶に残りやすいと言われています。
歴史は、時間の流れに沿ってどのような事が起きてきたのかを学ぶ教科ですから、物語化(=ストーリーテリング)とは親和性が高いので、それを使わない手はありません。
歴史の流れに沿って覚える
物語化(=ストーリーテリング)とは、学校でよく耳にする、いわゆる「歴史の流れ」の性質に合致しています。
鎌倉時代を例に考えてみましょう。
時は北条時宗が執権を務める鎌倉時代中頃、モンゴルが日本に攻めてきました(元寇)
幕府側の武士の活躍もあり元軍は撤退
- しかし、元軍を追い払っただけで、新しい土地を得たわけではなかった幕府は、幕府側で戦った武士に十分な恩賞を与えられなかった
- 領地が増えなかった武士の一部は借金をするようになる
- そのような状態では、幕府の為に戦えないので、幕府は徳政令を出して救済する
- 幕府の都合だけの命令により、幕府の実質的指導者である北条氏に対する不満が大きくなる
- 新しい政治を求める声が大きくなり、鎌倉幕府滅亡につながる。
このような流れになります。
そもそも人間は物語(ストーリー)が好き
平安時代の人も『源氏物語』という物語に没頭したように、物語が好きなのは人間の本能といってもよいのではないでしょうか。
現代でも、小説の出版業界や、映画業界が成り立っている事を思えば、人間がどれだけ物語が好きかは明らかです。
ぜひ、歴史の学習にも物語(ストーリー)を活用してみませんか。
まとめ
物語化(=ストーリーテリング)は、歴史などの教科を暗記をする際に、役に立つことでしょう。
それ単体では記憶しにくい用語を、魅力的な物語に変えることで、そのプロセスをより楽しくするだけでなく、歴史的知識を強め、思い出す能力を高めることができます。
歴史の流れを受け入れ、物語(ストーリー)に導かれながら、過去をより深く理解すると、さらに勉強が楽しくなりますよ!
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